■ アーベントロートが初演・・ ・アッテルベリ交響曲第6・7番 ■
2006.05 |
アッテルベリ交響曲第6・7番を初演したのは ヘルマン・アーベントロートである という情報に初めて私が辿り着いたのは、こちらのサイトでした。 「NORDIC FOREST−北欧のクラシック音楽−」 私・境山がまだアーベントロートについてのサイトを作ってなかった頃だから、大分前になるんですが、 アーベントロートについてもっと知りたくて色々検索していた時 「NORDIC FOREST−北欧のクラシック音楽−」 こちらの、クルト・アッテルベリについてのページへ辿り着きました。 http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-koba/atterberg_flame.htm Kurt Magnus Atterberg(クルト・アッテルベリ) (1887-1974) http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-koba/atterberg06_op31-40.htm http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-koba/atterberg06_op41-50.htm >アッテルベリ交響曲第6・7番はアーベントロートが初演 ということをこのページを拝見して初めて知りました。 アーベントロート自身が好んで演奏したのはブラームス、ブルックナー、ベートーヴェン、シューベルト だそうなのですが、リヒャルト・シュトラウスやチャイコフスキー、モーツァルト、ハイドン、 シューマンもよく指揮していますし、入手し易いCDはこの辺りのジャンルのものがやはり多いですので、 アーベントロートは古典やドイツものメインに振った、というイメージがどうも強いようです。 しかし、アッテルベリも振っていて交響曲第6・7番は初演をしている、と知ってから私も 「現代作品をかなり積極的に振った指揮者だったのか・・・?」 と見方が変わり、その後、アーベントロートに教わったことのある方に知人経由で色々質問してみました。 知人経由で伺ったお話をまとめますと、 アーベントロートは現代作品を演奏することを大変重視していて、進んでその初演を多く手がけたため 「初演マニア」 と周囲から言われていたそうです。作曲家と直接連絡を取り、 アドヴァイスをする様なこともあったらしいです。 (アッテルベリとの間にはどういうやり取り、交流があったかについては不明。) なお、アーベントロート70歳の誕生日に寄せて文章を書いているProf.Dr. カール・ラウクス [ 徳間のLP・ET-1514の解説書に日本語訳が載っている ]によると、 >「ドイツ古典派のモーツァルト、ベートーヴェン、ブラームス (フリッツ・シュタインバッハの真の意味の後継者として!)、 そしてブルックナーが特に彼の心のよりどころであったが、 外国の芸術に対しても決して拒否反応は示さなかった。 いや、まったくその逆で、世界の音楽史上で有名な曲の多くが 彼によってドイツで初演された・・・・・」 とのことですので、アーベントロートがドイツ初演した曲も結構あるようです。 ◇ ◇ ◇ 検索で辿り着いたアッテルベリについてのページにアーベントロートに関することが 載ってなかったら、自分は北欧の作曲家についてよく知らないですので、 もしかしたらアッテルベリの曲を長い間ずっと聴く機会を逃していたかもしれない、と思います。) ◇ ◇ ◇ NORDIC FORESTさんに先日メール差し上げた折に Sterling CDS-1026-2(アッテルベリ交響曲第7番・第8番) このCDのライナーノートにはアッテルベリ交響曲第7番初演に関して アッテルベリとアーベントロートの話が色々載っている、とメールで 教えて頂いて、急いでショップへ注文しましたらこのCD、7月末にやっと届きました。 没後50年を迎えてもまだまだアーベントロートに関する本や資料が少ないその中で、 一般リスナーのワタシにはCDのライナーノートも大事な資料の1つなのですが、 また新しい情報を知ることが出来て大変嬉しかったです。ありがとうございます。 m(_ _)m |